「かんばん」用語

 かんばん Kanban

 


JIT(ジャストインタイム)生産を実現するための管理の道具のことです。

かんばんの役割は、

1. 生産、運搬の指示情報

2. 目で見る管理の道具
(1)造り過ぎの抑制
(2))工程の遅れ進みの検知

3. 工程・作業改善の道具 
 

 

 仕掛けかんばん Production Instruction Kanban

生産工程での生産着手(仕掛け)指示に使うかんばんです。工程内かんばんと信号かんばんとがあります。
 

 

工程内かんばん Intra-Process Kanban

工程内の仕掛け指示に用いるかんばんです。
後工程に引き取られた量だけを、引き取った順に後補充生産するように仕掛けるために使うかんばんです。
 

 

信号かんばん Signal Kanban

1つのラインで多種類の品物を加工しており、段取り替えに若干の時間を要するロット生産工程での仕掛けに用いるかんばんです。三角形をしているので 通称三角かんばんとも呼ばれます。
プレス、ダイキャスト、樹脂成形工程などでおもに用いられます。

 

 

引き取りかんばん Parts Withdrawal Kanban

後工程が、前工程へ部品を引き取りにいくタイミングと引き取り量を指示するかんばんです。工程間引き取りかんばん、外注部品納入かんばんがあります。
 

 

工程間引き取りかんばん
(運搬かんばん) Inter-Process(Parts Withdrawal)Kanban

社内で、後工程が前工程から必要なものを、引き取るために用いるかんばんです。
 

 

外注部品納入かんばん(外注かんばん) 
Supplier Kanban

仕入先から納入される部品に用いられるかんばんです。納入は仕入先が行いますが、工程ではずれた分だけの外注かんばんで納入されるため、基本的には、工程間引き取りかんばんと同じ後工程引き取りができます。
 

 

臨時かんばん Temporary Kanban

型保全、機械設備の修理、そして稼働日の違いなどにより、通常の生産分より多く必要とする部品の生産及び運搬を指示するかんばんを言います。
有効期限を明記し1回だけ使用し使用後回収します。赤色の斜線を入れ他と識別します。

 

 

かんばんサイクル Kanban Cycle (Delivery Cycle)

部品の納入頻度(何日に何回)とかんばんを持ち帰った便から何回遅れで納入されるかを取り決めたものです。
かんばんサイクルは納入サイクルとか、かんばん係数とも呼ばれます。
その表示は下記のとおり。

(例)
1 / 4 / 2
1=1日に
4=4回納入され
2=2回遅れの便で納入

 

 

 

 

 

 

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