チェックリスト法



「方法改善の技術」の手法で、効率的に改善を進めるための方法として、最大効果を得るためのチェックリストがあります。チェックリスト法は、ものの見方や考え方を記述したリストでもありますので、作業改善に限らず、あらゆる企業活動で活用できます。

チェックリスト法とは

一般的にとらえられている「チェックリスト」は、
チェック(照合、確認)するだけの簡単な作業で、必要なデータを集めたりする「現状把握」を目的としたもの。

忘れてはならない項目や
正しく行われているかの基準を明確にして、その項目を記載したチェックリストによってチェック確認することで、重大なミスを防止するための「点検・確認」を目的としたものがあります。

この2つの目的が、チェックリストの持つ大きな価値であるといえます。

しかしながら、「方法改善の技術」の手法としてとらえた「チェックリスト法」は、ある課題に対して考えるべきあらゆる項目を、あらかじめ個条書きにしたチェックリストを用いて、重要な項目を見落とすことなく効率的に解決する案を導き出すという、経験を手掛かりにした発想法として理解すべきでしょう。誰しも改善案を考えるときは、無意識のうちに頭の中で自分の経験に基づくチェックリストによって、あれこれと思考をめぐらしているものです。このチェックリストを具体的に記述して形式化すれば、より一層、アイデア発想の一助となるチェックリストが完成することは容易に想定することができます。「チェックリスト法」は、過去に多くの人たちがこうした試みを行ったものであるともいえます。なお、チェックリスト法の利点と欠点は、以下のとおりです。

<チェックリスト法の利点>
問題点が複雑であるとき、検討の漏れを防ぐことが可能である。経験の積み重ねを整理していくことで、さらに充実した内容にしていくことができる。

<チェックリスト法の欠点>
チェック項目に頼り過ぎると大きな問題を見落としてしまうことがある。必要としない項目までチェックするので、場合によっては時間がかかり過ぎることもある自分自身で考える力や発想力が低下してしまう恐れがある。