合理化の3S(単純化、標準化、専門化)


「合理化の3S」は、改善の基本手法です。
あまり頼り過ぎると環境の変化や顧客のニーズに対応ができなくなったり、柔軟な発想を妨げたりする恐れがありますので、随時見直していく必要があります。

合理化の3つのステップ

1.単純化(Simplification)

2.標準化(Standardization)

3.専門化(Specialization)


1.単純化
材料、部品、製品、治工具などを整理して、種類を減らして単純化することが合理化の第一歩です。「Simple is the Best」といわれるとおり、単純化することは大変重要なこと。

★単純化改善のポイント    
・構造を単純化したら
・方法を簡単にしたら
・数を少なくしたら
★適用例    
・部品点数を少なくする
・ガイドを使って位置決めを簡単にする
・機械の操作個所を少なくする

2.標準化
標準化は、まず漠然とした現状を「整理・整とん」し、一定の基準に従って分類し、その種類を限定して統一し、最後に規格を定めて標準を具体的に設定し、実際に活用していく系統的なプロセスです。

物の標準化は、材料・部品・製品・治工具などを単純化の観点からなるべく種類を減少させ、作業目的への適合に基づいて、一定の基準で類似の形状や性質のものを整理・統一していき、最終的には規格に定めていくことをいいます。

方法の標準化は、作業方法・作業条件・管理方法などの最良の方法を決定した上で、これを標準化し、作業標準や管理標準として明文化します。

この標準化によって、生産計画および生産統制が容易となり、作業の習熟を早く達成することが可能となります。また、部品の互換性が増えて在庫が減少し、コストダウンや品質の向上につなげていくことができます。

★標準化改善のポイント    
・方法や手続きを統一したら
・様式、帳票を統一したら
・規格、基準を定めたら
★適用例    
・標準時間の設定
・JIS、ISO、MISなどの規格類
・標準作業方法の設定


3.専門化
製品や作業方法についての特色を打ち出し、同業他社に対して絶対的優位を獲得するよう、特化していくプロセスを専門化といいます。

★専門化改善のポイント    
・機種、品種を限定したら
・仕事を分担したら
・同じ仕事をまとめたら
★適用例    
・事業部制
・設備、治工具の専用化
・業務や作業を専門に分ける