改善・コストダウン−マイルズの13のテクニック


米General Electricのマイルズ(L. D. Miles)

製品やサービスの「価値」をそれが果たすべき「機能」と、そのためにかける「コスト」との関係で把握し、システム化された手順によって「価値」の向上を図る手法――VE(Value Engineering)を開発しました。
マイルズは、10数年にわたる自身の研究の成果を「VA/VEのテクニック」としてまとめました。その一部に「マイルズの13のテクニック」があります。


マイルズの13のテクニック

1.「一般的にはこうなっている」では、問題が見えてこない

⇒ 物事は一般化するのではなく、具体化して対処せよ


2.ドンブリ勘定では、問題の正しい把握はできない

⇒ 有用なコスト情報は、努力してすべてを集めよ


3.最善の情報源は「なぜ? なぜ?……」の質問の繰り返しによって得られる

⇒ 集めた情報は、評価して正しい情報だけを使用せよ


4.目の前に現物があると、現状にこだわり過ぎて、根本的な改善が難しい

⇒ 創造的な破壊、創造性の発揮、そして洗練せよ


5.頭を柔軟にして、自由奔放にアイデアを発想する

⇒ 創造的な環境を作り、本物の創造性を発揮せよ


6.障害物は、十中八九、人である

⇒ 活動の阻害要因を明らかにし、これを克服せよ


7.専門家のその分野の問題解決力は、一般者の数倍である

⇒ 専門家を活用し、その分野の専門知識を広げよ


8.「その公差は、なぜ必要か」この答えの中に改善のヒントがある

⇒ 公差はコストの発生源、その働きを明確にせよ


9.専門業者の開発品には、高品質、高性能、低価格のものがある

⇒ 業者の持ってくる有用な機能構成品を取り入れよ


10.新技術、新素材、新製品が次々と世の中に送り出されている

⇒ お金を払って、業者の持つ知恵と知識を活用せよ


11.何でも自社内でやろうとすると、かえってコスト高を招く場合も多い

⇒ 業者の得意な加工工程と専門の設備を活用せよ


12.標準化の推進、標準品の活用は、その気にならないと進まない

⇒ できるだけ標準化を推進し、標準品を活用せよ


13.組織の中で働くすべての人の基本となる心構えである

⇒ 「自分のお金なら、このように消費するだろうか」という基準を使用せよ